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2011年度サンゴ養殖体験学習
今年度も「サンゴ養殖体験学習」を継続して実施する事になりました。
実施校は、今年で3年目になる崎枝小中学校です。
それと、新規に石垣市子どもセンターでも行います。
子どもセンターは、昨年度末このプログラムを体験してもらう趣旨で試験的に実施しました。
実施校は、今年で3年目になる崎枝小中学校です。
それと、新規に石垣市子どもセンターでも行います。
子どもセンターは、昨年度末このプログラムを体験してもらう趣旨で試験的に実施しました。
島内の児童(他校の児童)に対して広く参加してもらう機会として計画しています。
今年度のプログラムの目玉は何と言っても「サンゴ水槽」です。
ミドリイシなどの造礁サンゴを水槽で育てるには、特殊な機器類が必要となります。
それと維持システムという水槽を機能させる為の設計も必要となります。
維持システムとは、一般的にモナコシステムとかベルリンシステム、マッドシステムなどと呼ばれるもので、水槽という閉鎖的な環境の中で生態系機能を作り物質循環をさせる仕組みの事です。
簡単に言うと、システムに合わせて水槽機器類を組み立て、それに合わせて運用管理しなければ「サンゴ水槽」を維持してサンゴを成長させる事は出来ないのです。
そうした理由からなのか、「サンゴ水槽」を保有している小学校は全国を見渡しても見当たりません。
※イソギンチャクなどのサンゴ類の水槽はあります。
この「サンゴ水槽」は崎枝小中学校及び一般展示として離島ターミナルにも設置します。
さて、目玉である理由は、そうした珍しさや特殊性にあるのではありません。
「サンゴ水槽」が教えてくれるもの、それは・・・
・サンゴが生育する環境とは何なのか?
・サンゴ礁の機能とは何なのか?
・何が失われていくとサンゴがダメになるのか?
といった事を感覚として教えてくれます。
こうした事を「海に繋がる窓」という表現で説明された方がいましたが、崎枝の児童生徒には「学校にはサンゴ礁に繋がる窓が一つあるよ」と考えてくれるといいなと思います。
Posted by サンゴ養殖研究班 at
◆2011年07月14日23:15